授業

 司法試験に有用な授業、論理的・視覚的にわかりやすい授業をしてくれるのは、現時点で30~40代の教員です。それ以上の教員の多くは、説明自体もわかりにくかったり、問答だけで終わってまとめがなかったり、「あ~」とか「え~」とかが多くて頭に入りにくかったりしました。稀に法律問題の解説ではなく学説史の解説に深入りしすぎる教員もいます。

 実務家教員の場合は評価が緩めの傾向があるようでした。

 2年次、特にAセメは必修科目が多いので、かなり大変だと思います。しかし、レポートの科目なら割と楽だと思いますので、3年次科目を履修してもいいんじゃないかとも思います。

 授業関係の連絡・手続システムには、TKC、ITC-LMS、UTASがあり、入学したばかりの人は戸惑うでしょう。実定法科目や実務教員担当科目はだいたいTKCで、基礎法学科目はだいたいITC-LMSで、連絡や講義資料の掲示があります。教員によってTKCかITC-LMSか異なるので、面倒ではあります。

 UTASは、履修登録やオンライン試験、授業評価アンケート、成績発表のときに使います。授業評価アンケートは、コロナ前は授業最終回終了後に回答してクラス幹事が事務に届けていましたが、コロナ後はUTASで任意回答という感じになってました。

 シラバスは、TKCにシラバス集が載りますし、UTASや東大授業カタログからも見れます。他研究科・他専攻科目履修を考えている未修の人はUTASで検索するのが簡単でしょう。

 休講・補講については在学生サイトに掲示されますが、急な休講以外は教員が授業で予告してくれます。補講は、原則としては補講期間内にありますが、教員によっては学生の都合を聞いて通常授業期間内に行うこともありました。

 

 2020年度・2021年度は、ほぼ、zoomを使ったオンライン授業でした。必修科目や一部の選択科目ではソクラテス~とはいえないまでも指されて答えるということもありましたが、一部の選択科目は講義形式で、リアルタイムか配信でした。発言の際に(ないし講義中全部)カメラオンを求める教員もいましたが、落ちやすいということで原則的にはカメラオフということになりました(それでも少人数だからといってカメラオンを求める教員もいましたが)。

 ゼミについてはもしかしたら対面とかハイブリッドでやっていたのかもしれませんが、在学生サイトに掲載された授業実施方法一覧以上の情報は私にはありません。

 2021年Aセメについては、対面やハイブリッドのものもあったようですが、私が履修していたものは全部オンライン授業でした。

 なお、平常点(つまり授業中の発言等)については、それほど気にしなくても落第にはならないと思います。ただ、2単位科目は13回中4回休むと失格になります(4単位科目を26回中何回まで休めるかは不明)。zoomで何度か指名されたのに全然反応がなかった人について失格扱いにする教授もいました。

 

 夏休みや春休みに次学期の予習をしておきたいとか、選択科目の情報が欲しいというような人は、TKCの全体の時間割のところから各科目の講義資料が見れますので(TKCを使っていない教員の科目は除く)、それを前年度にでもダウンロードしておけば参考になると思います。前年度の講義資料は3月末にはリセットされて消えてしまいますので要注意です。

 

 講義の録音・書き起こしについて。録音している人は結構多いと思います。書き起こしについては、クラスで履修する必修科目についてのみ、有志が書き起こして共有しますし、前年度・前々年度の書き起こし・録音ファイルが継承されるのが慣例です。選択必修科目については、私の知る限りはやりませんでした。書き起こしの出来については、担当者によって様々で、「えー」とかまで忠実に書き起こそうとする人から、無駄は無視して、である調に変える人までいます。

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